最初に
本記事には、十三機兵防衛圏について大筋に触れない程度のネタバレが含まれています。本作はネタバレを見ずに遊ぶのが良いと思います。
およそ40時間でクリア。難しいゲームではない
2026/08/11に買って、2026/09/06にクリアした。総プレイ時間はおよそ40時間。
ひたすらお話を進めるアドベンチャーパートと、ロボ (機兵と呼ばれる) に乗って出陣して敵をなぎ倒す戦闘パートがある。片方だけ最後までやるってことはできず、どちらもバランスよく進めていくことになる。
アドベンチャーパートも出てくる選択肢を一通り潰せば先に進めるようになっていて、難易度うんぬんという感じではない。とにかくやれば進む。未読テキストをなくす作業である。
戦闘パートも難しいかと言うとそんなことはない。自分はNORMALで遊んだが、それでもほぼほぼストレート (だいたい無敗ということ) で最後までクリアすることができた。難しかったら難易度を下げることもできるし、簡単すぎて手応えがなかったら難易度をあげることもできる。
ゲームの難易度という点においては「簡単」と言えるかも。ストーリーが面白いゲームなので、ストーリーを楽しむことを阻害するような要素は積極的に取り除かれているのかもしれない。簡単で手応えがなくてつまんないとは思わなかった。簡単だったがおもしろかった。
ストーリーは難解
群像劇というジャンルは、それだけで全体像の把握が難しくなるような気もする。このゲームも群像劇であり、しかも時系列も行ったり来たりするので、いったい何がどうなっているのか謎が謎を呼ぶような作りになっている。メメントっていう映画があったけど、あんな感じを彷彿とさせるやつである。
自分は気になったことをいちいちメモしながら話を進めていった。豆かよ。それでも話の途中では何が何だか分からないよっていう気分だったし、最後までクリアしても細かいところはやっぱり何が何だか分からなかった。多少は色々つまびらかになるんだが、すっきりしないというか。
ミステリーファイルっていうゲーム内索引があり、ゲームクリア後にこれをつぶさに確認しながら攻略 Wiki (考察 Wiki) を眺めて、さらに Claude の Fable に色々質問をして、それでようやく「ははーなるほどね完全に理解したわ (わかってない)」になれる程度には難しい話だったと思う。
そんな感じに難しい話ではあったんだけど、やればやるだけ「つまりどういうことなのよー!?」っていう気持ちがどんどん湧いてきてしまい、プレイする手を止められなかった。つい夜中までゲームをやっちゃう体験って結構久しぶりだったかもしれない。わいも年齢的に若くないからね、なかなかね、夜更かしは翌日に効いてしまうので……。
絵が最高
絵は好みの問題ではあるのだが、自分はヴァニラウェアのイラストって本当に好き。特に食べ物。ドラゴンズクラウンのときも思ったけど、ヴァニラウェア作品に出てくる料理っておいしそうすぎる。今作もハンバァグとか焼き魚とか煮物とか出てくるんだけど、あとクレープやらアイスクリームやらも出てくるんだけど、どれもこれもうまそうに描きすぎでしょって思った。
いつかの晩飯

ハンバァグ

キャラの絵もいちいち素晴らしい。お気に入りのキャラは緒方稔二くんとミワコちゃんです。
戦闘もおもろい
戦闘パートは機兵を最大で6体出してタワーディフェンスみたいなことをやるんだけど、うじゃうじゃ集まってくる雑魚どもを範囲攻撃ミサイルで消し飛ばすような戦いになることが多くて、なんというか、「ぷちぷちを潰す」みたいな爽快さがある。大方の戦局はミサイルぶっぱ (超大型ミサイルという超強いミサイルがある) をしておけば良いような気もしていて、そのへんはちょっと大味ではあるかもしれない。
とはいえ、時々硬くてデッカイ敵ユニットが出てくることもあり、そういうのは単発火力の強い「拳」で分からせる、敵のミサイルがいっぱい飛んでくるときは対空フレアで応戦する、などなど、場面に応じて色々やる必要があって飽きない作りになっていたと感じる。あと負けてもリスクがない。なんならちょっと難しいステージは一回負けといて、相手の出方を把握した上で編成を見直すってやればだいたい2~3戦のうちにどのステージも突破できるんじゃないかなーと思う。
総評:終わっちゃってさみしい
ゲームをクリアして最初に思ったことは、「終わっちまったなー」である。もう少しこの話を味わっていたかった。舞台設定といい、ストーリーといい、とても自分好みで良かった。
