ゲーミングパン粉

オーバーウォッチブロンズ脱却を目指しています → 2024年10月にちょっとゴールド踏みました

【エルデンリング ナイトレイン】味方の足を引っ張るかもしれない等と気にする必要はないんだ

「このゲームが気になっているが、味方に迷惑をかけるのが怖くてやれない」というような意見をちらほら目にする。

たしかに、エルデンリングという原作を元にしたゲームであるとか、ナイトレインの作中では初心者向けのチュートリアルが全然足りないとか、そもそも経験者でも普通にむずい難易度であるとか、「このゲームをおすすめできない要素」というは結構あるような気がする。エルデンリングを未履修で今作からプレイしまーすという人がいたとして、うまくプレイできる気がしないっていう印象を持たれるのは無理からぬことであるように思う。実際むずい。エルデンリング経験者でもむずい。

うまくプレイできない気がするっていうことはつまり「味方に迷惑をかけるかも」っていう話であり、これを思うとさらに気後れするっていう心は理解できる。

うまくない味方もゲームを盛り上げるスパイスなんだよ

勝率5%くらいの自分が言うのもあれだが、自分よりうまくない人が一緒にプレイしていても別になんとも思わない。1日目でみんな揃って乙ってもそこまで凹んだりはしない。というかそういうセッションにはしばしば遭遇する。「なんか全然うまくいかなかったな」くらいのことは思うが、そもそもこのゲームはローグライクなんである。死んで当然で、セッションがひとつ終わったらすぐ次をやればいいだけのことなんである。

初心者っぽい人と一緒になったとき、いっぱいピンを刺して意思疎通を試みたり、はぐれないように視界に入るように工夫してみたり、中ボスで3乙してても頑張って起こしてみたり、そういうプレイもなかなか面白いわけである。ひーひー言いながら3日目を迎えて、まあ3日目で死んじゃうことが多いが、それはそれでクリアできなくてもそこそこの達成感があったりもする。クリアすることがすべてではなく、そういうプレイの中にも一期一会の物語がある気がする。クリアするために全力を尽くすんだけど、とはいえ死んでも楽しいゲームである。

そもそも誰かの足を引っ張りながらでないとうまくならない

このゲームのチュートリアルが貧弱なのが悪いのかもしれないが、大した準備や練習もできずに実戦に放り込まれる仕組みになっている。訓練場っていうのがあるがあれで何を訓練するというのか。カカシがいるだけではないか?

どういうルートでファームしたら効率がいいかなんて最初は分かりっこないのである。ゲーム攻略 Wiki を見ろみたいな話はちょっとあるかもしれないが、ネタバレが嫌いな自分みたいなものもいるんでな。そういうゲーム番外の座学みたいなものを除いたら、とにかく実地訓練を重ねるしかうまくなる道がないゲームなのである。

当然、最初は右も左も分からないので、とりあえず先人たちにひたすらくっついて移動することになる。くっついて移動するのも困難かもしれない。いつの間にか穴の中で戦いが始まっていたり、いつの間にか屋根裏のあたりで戦っていたり、そこにはどうやっていくのかわからなくて右往左往したり、そんなことはよくあることである。戦いが終わるころにようやく合流できて、報酬だけいただいていくなんてこともしばしばである。すまんな……。

で、あれはなんだったんだろうなーどこで戦ってたんだろうなーどうやって行くんかなーなんて思いながらセッションを重ねていくうちに、ああこの砦はここに穴が空いてんのね、こっから登れるのね、石剣は "いしけん" って読むのかね、なんてことがだんだん分かってくるのである。たぶん20~30セッションくらいは右も左も分からない状態が続くかもしれない。

この状態は足を引っ張っていると言えるかもしれないが、まあいったんそういうのは忘れて、プレイを重ねるうちにだんだん自分が貢献できる幅が大きくなっていくことを楽しんだらいいんじゃないかと思う。いずれ自分からピンを刺したくなるときがくると思う。

負けても失うものはない

これが他のゲームでよくある「ランクマッチ」みたいな競争の場であったならば、うまく噛み合わない味方にヒートアップしちゃうこともあるかもしれない。しかしこのゲームにはランクみたいなものは今のところない。負けても失うものはなく、むしろちょっと遺物をもらえたりしてどんなセッションでもいくらか報酬が得られてお得なのである。どんどんやれ。

真面目にプレイしているのであれば、へぼいプレイをしても怒られたりはしない

なぜならゲーム中のコミュニケーション機能がほぼないからである。ふがいないプレイに怒る人もいるのかもしれないが、ゲーム中で怒りを表現することはできないので可視化されず、その怒りが自分のところに届くことはおそらくない。そもそも普通に全力でプレイしている限りにおいては、いくら下手だとしても、そこまで怒られるってこともないんじゃないかと思うが。

まあいわゆる「ファンメール」が来ることはあるかもしれない?自分は一通も受け取ったことがない。このゲーム性なのにそのようなお便りを受け取ったのであれば、相当変わった人とあたったと思って、むしろラッキーくらいに思ったらいいのかもしれない。宝くじにあたるよりファンメールがくる可能性のほうが低いと思うよ。

とはいえ難易度は高いアクションゲームである、が、オススメしたい

いろいろ書いてみたが、「だからみんなやろうぜ!」とは言いにくいゲームである。言いにくい程度には難易度の高いアクションゲームなのである。うちのおかん (78歳) だったらたぶん楽しめないと思う。

でもそれなりにゲームに親しんできた人ならば、10~20時間くらいやってたら慣れるんじゃない?っていう気もする。事実、自分もアクションゲームがそんなにうまいとは言い難い方だと思うが、愚直にプレイを重ねることでちょっとずつボスを撃破することもできている。

もしこのゲームをやろうか迷っていて、「難しいかも」あるいは「味方に迷惑をかけちゃうかも」なんて思って尻込みをしているのであれば、ぜひプレイしてみてもらいたいと思うところである。さあ、お前も夜渡りにならないか?