ゲーミングパン粉

オーバーウォッチブロンズ脱却を目指しています → 2024年10月にちょっとゴールド踏みました

【オーバーウォッチ】 シーズン13でソンブラは死んだのか

2024年10月中旬、オーバーウォッチはシーズン13が始まった。さまざまなバランス調整が入ったこのシーズンだが、特に大きな変更があったのがソンブラであり、リワークと言ってもいいレベルの変更となっている。

急に変わったソンブラ
2024年10月のパッチノートより。急に変わりすぎワロタ

overwatch.blizzard.com

自分は低ランクなりにかなり頻繁にソンブラを触っていたので、今回の急な「調整」にはたいへんびっくりした。変化を踏まえて、どういう戦い方に変えていけばいいのかを考えてみる。

ステルスが永続ではなくなった

特に大きいのは「ステルスが永続ではなくなり、トランスロケーターを投げてから5秒だけになった」点である。

ソンブラの強みのひとつは、この永続ステルスを使ってほぼノーリスクで良い位置にセットアップできることだった。敵の真裏に潜む、自陣寄りのオフアングルに潜む、敵ウィドウの近くに潜むなど、永続ステルスを駆使してやりたい放題だったわけだ。

こうして見ると少し強すぎたのかもしれない。ただ、低ランクの自分にとってはこれくらいがちょうど良かった気もする。自分がDPSでそれなりの勝率を維持できたのは、ソンブラOTP気味だったからでもある。低ランクでは、ソンブラで敵の後方に潜り込みペシペシ攻撃しているだけで、相手が勝手に崩壊していくこともしばしばだった。

何ができなくなったのか

自分がよくやっていたプレイがシーズン13でも可能か考えてみる。

ウィドウを無力化する → ほぼできない

遠くから狙ってくるウィドウでも、永続ステルスを持つソンブラなら絡むのは容易だった。高低差があってもロケーターを使って高台に到達できたし、その間もステルス状態を維持できた。

シーズン13ではステルスは5秒しか続かない。ロケーターのクールタイムは7秒である。そもそもウィドウの位置まで行くのが大変だし、高低差を埋めるためにロケーターを使ってしまうと、逃げる際に困ることになる。結果、ウィドウに絡むのは不可能とまで言わないが、やるのは割に合わないような気がしている。

フランカーらしくサポに絡む → 難しい

何とかしてどこかに潜むのは良いとしても、いざ攻撃しようとする時には基本的にステルスがない状態であり、ノーリスクで距離を詰めることはできない。結局、テクテク歩いていく必要がある。かといって当たりたいときにロケーターを吐いてしまうと逃げるときに困る。

地形によってはうまくいくこともあるかもしれないが、積極的に狙う動きではなさそう。

ハックでスキル妨害 → まだできる

シーズン13からは、ハックの効果にいくつか変更が加えられた。

  • ステルス中にハックしてもステルスが終了しなくなった。これはバフ
  • ハックするとダメージが20%増すようになった。これもバフ
  • ボブにハックしても3秒しか止められないようになっている。これはナーフ
  • スキルを封じる時間がちょっと短くなった。これもナーフ

トータルで見るとバフかナーフかはどっこいどっこいな印象だが、「ステルス中にハックしてもステルスが終了しない」という点は活かしやすい気がする。自分が自陣の近くにいたとして、近場にロケーター投げてステルスになり、誰かをハックしたらその足でそのまま自陣に走って戻ってくる、みたいなやり口。必然、5秒以内に行って帰ってこれる範囲での活動にはなる。つまり近場。それはつまり敵のタンクが主なハック対象で、あとはサイドを取りに来た DPS を追い返す目的とかになろうか。

あと、ハックは相手のウルトやスキルを消し去る目的でもまだ有用かと思う。シグマのグラビティフラックスとか吸い込むやつ、オリーサのテラサージとか槍ぐるぐる、キャスディのデッドアイなど、消して嬉しいスキルは割とある。これを主に狙っていくんでも十分な価値を発揮できる可能性はありそう。ハムスターとドゥームフィストあたりにもまだ有効に使えそうか。

逆に、ハックで消せるスキルがあんまりない敵を相手にしたときには価値が大きく薄れるっていうことになるかもしれない。ザリア、ラインハルト、ラマットラあたりとか、ゴリラもちょっと微妙か。

おれがかんがえたさいきょうのソンブラvsタンクの相性表

相手タンク ソンブラから見た相性 備考
オリーサ ウルトとぐるぐるをハックで消せるのはおいしい
シグマ ウルトと吸い込みがハックで消せるのはおいしい
ドゥームフィスト ハック狙いはガードとパンチあたり。割と悪くない
レッキング・ボール ハックする難易度があがったがしかしまだ絡める
D.VA ハックでDMやブースト消せるのはおもろいっちゃおもろいけど有効打になるケースは少ない印象
マウガ ぴかぴか光ったらハックの狙いどころではあるが、どうせ3秒しか保たないスキルに対してリスク負う必要はないかもね
ラインハルト 有効なスキルなし。EMPで盾を消せるのはおもろいけどそのためにEMP打つかと言うと…?
ウィンストン 有効なスキルなし。EMPでドームを消せるのはおもろいけどそのためにEMP打つかと言うと…?
ロードホッグ 有効なスキルなし。ジュース飲むのをハックで邪魔するのはあるっちゃあるかも
ザリア 有効なスキルなし。交戦距離的にも真っ先に焼き殺される
JQ 有効なスキルなし。交戦距離的にも真っ先に轢き殺される
ラマットラ 有効なスキルなし。本当に何も効いてない感じする

シーズン13のソンブラの価値がすなわちハックであり、かつ主にタンクを狙っていくということなのであれば、相性の悪いタンクが出てきたらさっさとピックを変えようっていう話になるのかもしれない。

EMPはまだ強い

EMPはまだ強い。とはいえウルトコストがちょっと上がってしまったので回転は悪くなってしまったようだ。

オポチュニス

激ローな敵が壁越しでも見えるのは強力だ。ただし、ロケーターを使って一気に距離を詰めるような使い方をするのはリスクが高い。ステルス中に攻撃するとステルスが解除され、その後戻るのが難しくなるケースが考えられる。欲をかかず、慎重に立ち回ることが重要だろう。

しかし「ハックしたら攻撃力2割増し」というのは結構強そう。ハック主体で立ち回ろうという話なのであれば、この2割増しの恩恵を受けるケースも多くなるということ。主にタンクを狙っていくということになろうが、タンクにとっては引き続きうざい存在であれそうな気がしている。

総評:フランカーとしてのソンブラは死んだかもだけど、そうでないソンブラはまだ生きてそう

ということで、現時点での自分の評価としては、「これまでのようなフランカーとしての立ち回りは難しいが、ハックを中心にラッシュ構成の一部として立ち回るなら可能性がありそう」といったところ。いままでのソンブラとは別キャラになったと言っても過言ではない。ダイブでもなくポークでもなく、ラッシュの編成が合うんじゃなかろうか。ラインハルトやJQと一緒にぐいぐい押しながら相手のスキル回しを邪魔するのである。なんかムズそうではあるが、研究する価値はあるかもしれない。